ルイシア・シエルラエ

 
ルイシア・シエルラエはルイシア・ピグマエア（Lewisia pygmaea）とよく似ています。
ちょうどルイシア・ピグマエアも咲いているので並べて比べてみました。
花が少し大きく、花びらが広く（花びらが6〜7枚、ピグマエアは9枚〜11枚）、花びらにピンクの筋が入るのではなく、濃いピンク色をしていることぐらいの違いです。

葉はピグマエア同様で、松葉のように細長い葉です。
特にシエルラエの方は松葉ボタンの葉を数倍長くしたような形で、その細長い葉を何本も出しています。
いずれにしても二つ並べなければ区別がつきません。
この花も秋に種を播いて、冬越しして咲きました。

 
普通なら花茎を伸ばしてから花をつけるのですが、12月に咲き出したシエルラエは花茎を伸ばす前に花が開いています。
花の後ろには次に咲く蕾が隠れています。

ルイシア・シエルラエは種小名から推測できるようにシェラ・ネバダに自生しています。
シェラ・ネバダ南部のホイットニー山（Mt.Whitney）の近くにしか自生しておらず、ピグマエアの変種（ Lewisia pygmaea v sierrae ）として扱われることもありました。
花はピグマエアと変わりませんが、姿が半分くらいの小型種です。
 
 
 
一般名：レウィシア
ブログ初出：2008/12
春〜夏
花色：白