アクイレギア・クリサンタはアメリカの南西部、アリゾナ州からコロラド、テキサス、ニューメキシコそれにユタ州に分布しています。
海抜1000～3500mの高山の岩場の日陰に生えています。グランドキャニオンの南向きの崖に多いと言われています。
根出葉は普通は３回複葉ですが時には２回複葉のもあるようです。
春から夏にかけて、多かれ少なかれ上向きに黄色い花を咲かせます。
その時の背丈は、高さ40～120cmにもなります。
3cmほどの萼片は披針形で大きく開きます。花弁は先でやや開きます。
距は長く、4〜7cmあります。
変種としては花弁が1cm強、距が3.5〜4cmの花の小さいタイプのアクイレギア・クリサンタ・リドバーギィ（Aquilegia chrysantha var. rydbergii）が知られています。
高山植物にしては育てやすく、日陰の湿ったところがお気に入りです。
英名は Desert columbine, Yellow columbineです。
種小名クリサンタはラテン語で「金色の花の」という意味です。
HP初出：2003/5
春から夏
花色：黄
