スクテラリア・インカナ

アメリカ東部から南部にかけて分布しています。
森林のざれ地の斜面、川沿いの斜面、森林の中の草原などに自生しています。
 
茎は株で分枝することなく直立します。
茎に対生してつく葉は明るい緑色をした卵形で、短い葉柄があります。
葉の裏側には短い柔らかそうな毛が生えて白く見えます。茎にも同じような短い毛が密に生えています。
 
背丈が30cm頃に上部で分枝して、夏前に葉脇から対になって紫の花をつけます。
花は薄青紫から濃い青紫色で、唇弁には白い模様がついています。
 
株が小さい時はきれいなスクテラリアとは思わなかったのですが、2年目になって株に力がついてくると、厚みの薄い、しかしボリュームのある2cmほどの大きな花を沢山つけ、大変魅力的です。
 
英名はDowny Skullcap です。Downyは「産毛に覆われた」という意味です
種小名インカナは「灰白色の、灰白の柔毛で覆われた」という意味のラテン語です。
 
HP初出：2004/6
春〜夏
花色：紫