スクテラリア・オリエンタリス・
　　　ピナチフィダ

 
以前は独立種でしたが、今日ではオリエンタリス（Scutellaria orientalis）の変種とされています。
オリエンタリスより狭い範囲に分布し、ギリシャ、ブルガリア、トルコ北部に分布する亜低木です。海抜400〜2200mの山地の草原やザレ場の斜面に自生しています。
 
這性があり、根際から分枝して四方に広がります。
２cmまでの葉は対生してつき、濃い緑色をしています。
ピナチフィダという変種名が示すように、卵形の葉は中肋近くまで切れ込んでおり、羽状になっています。
 
春から秋まで花をつけます。その時期になると茎は立ち上がり、15cmほどになります。
茎頂に長さ3cmほどの黄色の二弁花を総状花序につけます。
下弁に赤い色が入ることがあります。
  
  
ブログ初出：2004/5
春〜秋
花色：黄