スクテラリア・ナナ・サフィリナ

 
テラリア・ナナはアメリカ西部の盆地に生息する矮性種のタツナミソウで、火山性土壌の乾燥地帯に自生しているようです。
白色やクリーム色の花をつけるスクテラリア・ナナ（Scutellaria nana）の変種で 、スクテラリア・ナナ・サフィリナ（Scutellaria nana var. sapphirina）といいます。
 
サフィリナは青紫の花色で、唇弁には鹿の子模様があり、葉柄の付け根から2個づつ花をつけていきます。
ナナという学名は矮性という意味ですが、這性だから余計に背が低いように見えます。
葉っぱは、柔らかそうな厚手の葉っぱです。
蕾を見て、鮫の顔を連想するのは私だけでしょうか。皆さんはいかがですか。
 
種小名ナナは「小さい、背の低い」という意味で、同じ属の中で最も小さい種類につけられることが多いです。。
変種名サフィリナはエーゲ海のレスボス島の女流詩人サッフォに由来するのは間違いないのですが、宝石のサファイアの色を指しているのでしょう。
 
 
ブログ初出：2006/5
春
花色：紫