シクラメン・アルピナムは、コウムによく似ていますが、プロペラのようにねじれて花が開くところが違っています。
また反転部の暗紫色の模様（四角）がコウム（マクドナルドのMマーク型）とは違っています。
名前はアルピナムで、高山性の植物によくつけられていますが、シクラメン・アルピナムはアルプスはもちろん高山にも自生しておらず、トルコ南西部の石灰岩や蛇紋岩地帯に分布するそうです。
いい香りがするそうですが、花粉症の私には、この時期の花の香りはよく分かりません。
このアルピナムは1cmに満たない小さな丸い葉っぱを地面にへばりつけ、数本出しているだけの小さ目の球根だったもので、まだ咲かないだろうとたかを食っていたら、2輪咲かせました。とはいえ本当に小さくて、写真のように地面すれすれ（背丈3cmぐらい）に咲いています。
別名（異学名）はトロコプテランタム(Cyclamen trochopteranthum)といい、それはプロペラ状の花に由来し、「風車」という意味です。
ブログ初出：2008/3
春
花色：赤
